小学校で使ってきた数は、「0」や「0より大きい数」でした。中学校の数学では、新しく「0より小さい数」という仲間が登場します。
定義:正の数・負の数
正の数 (せいのすう): 0より大きい数。符号「+ (プラス)」を使って表す。
負の数 (ふのすう): 0より小さい数。符号「- (マイナス)」を使って表す。
「+」や「-」は、数字の前につけて区別します。例えば、「+5 (プラス5)」や「-3 (マイナス3)」のように書きます。
ただし、正の数の「+」は、普段使っている数字と同じなので省略することができます。(例: +5 → 5)
では、なぜ負の数が必要なのでしょうか? それは、基準(0)から見て反対の性質を持つ量を表すのにとても便利だからです。
数直線でイメージしよう!
0を真ん中(原点)にすると、右へ行くほど大きな数(正の数)、左へ行くほど小さな数(負の数)になります。
0を真ん中(原点)にすると、右へ行くほど大きな数(正の数)、左へ行くほど小さな数(負の数)になります。
$$ccccccccccccccccccccccccccccccccccccccccccccccccccccc$$
- 温度🌡️: 氷が溶ける温度を0℃とすると、それより暖かい温度を「+25℃」、寒い温度を「-5℃」と表現できます。
- お金💰: 利益を「+5000円」、損失(赤字)を「-3000円」と表現できます。
[Image of a number line with positive and negative numbers]
このように、負の数という新しい考え方を使うことで、表現できる世界の幅がぐっと広がります。