正負の数の足し算のことを、数学では「加法(かほう)」と言います。難しく考えず、数直線の上を右や左に移動するゲームだとイメージしてみましょう! ルールは大きく分けて2つだけです。
用語:加法と和
加法 (かほう): 足し算のこと。
和 (わ): 加法の結果(答え)のこと。
ルール1:同じ符号どうしの足し算
プラスどうし、マイナスどうしなど、同じ仲間どうしの足し算です。これは簡単! 仲間なので、そのままパワーアップします。
【計算方法】
2つの数の共通の符号をつけ、数字の部分を足し算する。
2つの数の共通の符号をつけ、数字の部分を足し算する。
例:東に3歩進み(+3
)、さらに東に2歩進む(+2
)と、東に5歩(+5
)進んだことになる。
$$(+3) + (+2) = +(3+2) = +5$$
例:西に3歩進み(-3
)、さらに西に2歩進む(-2
)と、西に5歩(-5
)進んだことになる。
$$(-3) + (-2) = -(3+2) = -5$$
ルール2:違う符号どうしの足し算
プラスとマイナスなど、違うチームどうしの足し算です。これは、プラス軍とマイナス軍の「綱引き」や「陣取り合戦」をイメージしてください!
【計算方法】
数字の部分(絶対値)の大きい方から小さい方を引き算し、大きい方の数字の符号をつける。
数字の部分(絶対値)の大きい方から小さい方を引き算し、大きい方の数字の符号をつける。
例:プラス軍が5人(+5
)、マイナス軍が2人(-2
)で戦うと、プラス軍が3人分勝ちますね。
$$(+5) + (-2) = +(5-2) = +3$$
例:プラス軍が2人(+2
)、マイナス軍が5人(-5
)で戦うと、今度はマイナス軍が3人分勝ちます。
$$(+2) + (-5) = -(5-2) = -3$$
この2つのルールさえマスターすれば、正負の数の加法は完璧です!