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1-1-7.四則演算を全部混ぜ

これまで学んできた足し算、引き算、掛け算、割り算。これらが一つの式に混ざって出てくるのが「四則演算」の計算問題です。式が長くなると難しく見えますが、計算には絶対に守らなければならない「順番」があります。この交通ルールさえ守れば、必ず正解にたどり着けます!

【計算の優先順位ルール】
どんなに複雑な式でも、この順番で計算する!
① カッコの中累乗 (るいじょう)
② 掛け算・割り算 (×, ÷)
③ 足し算・引き算 (+, -)

同じ優先順位のものが並んでいる場合は、左から順番に計算していくのがルールです。累乗 (るいじょう)は次回勉強します。

例題で手順を確認しよう

それでは、ルールに従って下の問題を解いてみましょう。

$$(-4) + 2 \times \{ 8 – (-3) \times 2 \}$$

手順①:カッコの中を計算する

この式にはカッコが2種類ありますが、一番内側にある{ }の中から計算します。さらにその中で引き算と掛け算があるので、掛け算が優先です。

$$(-3) \times 2 = -6$$

これをカッコの中に戻すと、{ 8 - (-6) }となります。この引き算を計算します。

$$8 – (-6) = 8 + (+6) = 14$$

これでカッコの中がスッキリしました!もとの式はこうなります。

$$(-4) + 2 \times 14$$

手順②:掛け算・割り算を計算する

残ったのは足し算と掛け算です。ルール通り、掛け算が優先です。

$$2 \times 14 = 28$$

これで式はさらにシンプルになりました。

$$(-4) + 28$$

手順③:足し算・引き算を計算する

最後に残った足し算を計算して、フィニッシュです!

$$(-4) + 28 = +24$$

答え

計算の答えは 24 です。

一見複雑に見える計算も、ルールに従って一つずつ分解していけば、必ず解くことができます。焦らず、計算の順番をしっかり見極める練習をしましょう!


理解度チェック

この小単元の内容が理解できたか、テストで確認しましょう。

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