01多項式で近づける
の近くで に近い多項式がほしい。まず思いつくのは接線 です(一次近似)。値と傾きは合いますが、曲がり方が合わないので、 から離れるとすぐずれます。そこで、2 階、3 階の微分まで合わせます。
とおいて 回微分し を入れると、 の項だけが残って になります。
項を増やすほど、0 から離れた所まで合うようになります。
例題 1 を のまわりで の項まで展開し、 の近い値を求める
で、 では です。
では (正しい値は )。 は で微分できないので、0 のまわりでは展開できません。
020 のまわり (マクローリン展開)
のときがいちばんよく使われ、マクローリン展開と呼びます。
例題 2 をマクローリン展開する
は何回微分しても なので、 です。
同じようにして、よく使うものは次のとおりです。
この 3 つは、どんな でも右辺が収束して左辺に等しくなります。ただし、すべての関数がそうではありません。たとえば のマクローリン展開は でしか収束しません。
演習 1
を の項まで展開しよう。
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を微分していくと で、 では 。
03打ち切ったときの誤差
実際には途中の項で止めて使います。どれだけずれるかは、次の式で分かります( が 回微分できるとき)。
は と の間のどこかの数です。最後の項が誤差で、 が に近いほど、次数が高いほど小さくなります。
例題 3 を の項まで使って求め、誤差を見積もる
の の項は 0 なので、 として誤差は です。正しい値は です。
演習 2
を の項まで展開し、 の近い値を求めよう。
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、、 で、 では 。
を入れると (正しい値は )。